JAPAN X 1969History

1958 佐藤商店 創業

創業時の自宅兼倉庫(建物中央)

本社を宮城県刈田郡蔵王町塩沢に置く。青果物・雑穀販売部門を開設。佐藤永助が初代代表に就任。商号は社業の発展と共に、佐藤商店(昭和33年)、丸山商店(昭和38年)、(株)丸山商店(昭和46年)、丸山(株)(平成元年~現在)と改称される。

1960 飼料販売部門を開設
1962 畜産販売部門を開設。
    肉豚流通では枝肉委託取引を地域に先がけて導入。

1967 日本配合飼料株式会社の特約店に昇格

創業10年目にして特約店となり、宮城県南地域のみならず、宮城県全土、東北全土を営業エリアとして東北の牛、豚、鶏等畜産業発展に寄与する。
時を同じくして、農家が通年稼げる商売はないか、と初代・佐藤永助が思案し、新たなビジネスモデルとして各農家が家業の一環として取り組んでいた畜産業を組織化し、来たる畜産ビジネスの先がけとして、畜産業の事業計画を開始。これが後の蔵王ファームの前身となる「蔵王養豚組合」の創業へと繋がる。

1969 蔵王養豚組合 設立

創業時の現会長 佐藤永助

佐藤永助が中心となり、計6名の農家を組織化。
宮城県刈田郡蔵王町塩沢に農場を設立。
「農事組合法人蔵王ファーム」の前身となる養豚事業「蔵王養豚組合」を創業する。 東京ドーム3個分の広大な敷地で当時としては画期的な配合飼料特約店が農家と連携して養豚業を営むという先駆けとなる。

1972 肉豚取扱実績で東北有数となる。
1980 業務拡大のため、現在の本店登記地である、
    宮城県刈田郡蔵王町大字円田字杉ヤラ12番5号に移転。
1984 新型コンピュータシステムを導入、
    事業拡大に伴う業務効率化、合理化を実現。
1986 一般貨物自動車運送事業の認可、事業開始。
    車両5台(大型トラック2台、小型トラック3台)を導入。
1987 農産物加工工場を蔵王町大字円田字高木に新設。

1987 最新の養豚技術習得のため、ヨーロッパ留学

当時の日本は島国のため、家畜飼育における伝染病や飼育方法における技術に乏しかった。
軌道に乗った養豚事業において、二代目・佐藤義信はヨーロッパの大陸続きの国々ならではの先進的な養豚技術、豚の育種改良技術、飼料給餌システム、養豚場建設ノウハウを学ぶため、妻や子どもなどの家族を日本に残し 、単身ヨーロッパへ留学する。
この留学は、計画が進んでいた「農事組合法人蔵王ファーム」の設立に向けた、新たな牧場の建設および日本が諸外国に遅れをとっていた安心安全な豚づくりを推進し、世界的に競争力のある品種導入、生産システムの確立を実現するためのものであった 。

1988 蔵王ファーム本場を建設・操業開始

白鳥の餌を寄付する社会貢献事業(平成2年~)

農事組合法人蔵王ファーム 設立
新たな牧場を宮城県刈田郡蔵王町大字塩沢字神前に建設し、本店を設置。第一牧場となる「本牧場」の操業開始。
あらかじめ指定された病原菌を持っていない養豚技術であるSPF(Specific Pathogen Free)豚の生産を開始。 SPF養豚のために、佐藤義信がヨーロッパ留学で得た技術・ノウハウが凝縮された豚舎の建設が実現し、当時としては画期的だったSPF豚生産シス テムが稼働開始する。
これから来るべき安心安全な畜産物のニーズに応えるべく、次代を牽引する牧場として、品種(当時)は世界最大の種豚会社であるアメリカ・PIC社 (Pig Improvement Company)のブランド・ケンボローを導入。

1992 蔵王ファーム 商標登録:登録第2410859号

2000 とんとん山設立・操業開始

副社長 佐藤義則 フランス養豚研修(平成15年)

本店所在地および牧場を岩手県一関市大東町に設立。
秋には紅葉で色づく標高787m、蓬莱山の麓にある「蓬山」の198,000㎡(東京ドーム4.3個分)、広大な敷地に牧場を新設。

2007 蔵王ファーム南の郷設立・操業開始

農事組合法人蔵王ファーム 南の郷農場

農事組合法人蔵王ファーム 南の郷 設立
牧場を宮城県白石市福岡八宮に、肥育豚舎として設立。

2009 蔵王ファーム本場・とんとん山 拡張工事実施

農事組合法人蔵王ファーム 本場・とんとん山

農事組合法人蔵王ファーム 本場・事業拡大による拡張増築工事竣工。宮城県刈田郡蔵王町大字塩沢字神前に建設。
とんとん山有限会社・事業拡大による拡張増築工事 竣工。岩手県一関市大東町に建設。

2011/3/11 東日本大震災の発生

飼料メーカー各社の倉庫(宮城県石巻市、宮城県塩釜市、岩手県釜石市など)が津波による被害で壊滅的な被害にあう。
飼料供給がストップする中、発災翌日より日本海側の秋田県や新潟県、関東、西日本より飼料供給を受け、自社牧場は元より、各取引先牧場への飼料供給を行う。
また震災後の約1ヶ月半の間、仙台中央食肉卸売市場が機能停止したため、これまで培ってきた全国各地の出荷先の応援も受け、自社牧場、各取引先牧場の豚を全国に向け出荷する。

東日本大震災を通じ、宮城県刈田郡蔵王町を起点として取り組んできた農畜産業のあり方について考える。
TPPによる世界規模での品質が問われる時代に突入することも重なり、今こそ日本品質、日本ブランドとして、日本を代表 するうまい豚づくりをする必要性の認識、「JAPAN X(ジャパンエックス)」を構想する契機となる。
これに伴い独自配合飼料「日の丸1号」の開発、豚の配合改良を実施し、各牧場にて「JAPAN X」の生産を開始。

2013 宮城蔵王産・銘柄豚「JAPAN X」誕生

2012 JAPAN X(ジャパンエックス)商標登録:登録第5523319号

2013 米沢三元豚(牧場)設立・操業開始

米沢三元豚牧場

本店所在地および牧場を山形県西置賜郡白鷹町に設立。